患者さんのためにカメラを学びたい。それが私のはじまり。

ブログ

 

 

昨日は私が看護師になった経緯を書きました。
涙なしには読めない!!!はず(笑)

冗談は抜きに
まだ読んでいない方はこちらを
ご覧くださいね

https://www.agentmail.jp/archive/mail/1265/4079/151114/

 

今日はこども病院に入職してから
カメラをもう一度勉強するまでをお伝えします。

 

ずっと子供が好きだったため
都立こども病院に入職しました。

この病院は、一般の病院では診断できなかたった
難しい病気の子が大変多く入院しております。

 

重度の心身障害児のこどもから
コミュニケーション障害や自閉症などの
精神疾患までいろいろです。

 

私の病棟にいる患者さんは
足に障害を負っていたり、
外に出ると感染する可能性があるため、
自由に外に出ることができません。

 

寝込む子供.jpg
看護師になって、
毎日残業で日付変わるまで帰れない日も
たくさんありました。
それでも可愛い子供のために頑張りました。

ある日、先輩に受け持ちの患者さんの
腕の留置針(点滴の針)を抜いておいてね!
と言われ何も考えずにすぐに抜いてしまいました。
忙しくて本当に抜いていいかを考える余裕がなかったのです。

 

そしてその夜、
患者さんが急な痛みを訴えました。
ドクターを呼び薬を投与してもらおうとしたとき・・・

 

先生から「あれ?針抜いちゃった?」
と言われました。

 

先生は急な痛みに備えて
針を抜かないでおいたのに、
私が先生に確認せずに抜いてしまったのです。

 

患者さんは泣きながら
痛みを訴えていました

そんな中もう一度針を刺すことに・・・
針が大嫌いな患者さんを
動かないように押さえつけなければなりません。

 

泣きながらやめて!という患者さんに
申し訳ない気持ちでいっぱいになり
その時は一緒に泣いてしまいました。

大好きな患者さんに
大変なことをしてしまった・・・と。

 

そんな日々を過ごしているとき、
気分転換にと、大好きな旅行に行きました。
その日は久しぶりにカメラを持って行きました。

images.jpeg

いろいろな写真をとっているとき
受け持ちの患者さんのことを思い出しました。
外に自由に出れないことに、
言葉には出さないけれど、
きっと不満をもっているはずです。

 

この写真を患者さんに見せてあげたい。
患者さんがカメラを覚えたら
外の世界を見せてあげることができる・・・

 

そんなことを考えていたら
カメラをもっともっと上手くなりたい!
思えたのです。

 

ある日、カメラマンさんに写真を撮ってもらう機会がありました。
とっても楽しそうに写真を撮っていただきました。

データを見るととても綺麗に写っていました。
その日から撮られることの楽しさも知りました。

 

そして、カメラを教えてくれそうな方を探し、
今のカメラの師匠に出会いました。
師匠とは初対面でしたが、会ってすぐに
「私、カメラマンになりたい!!!!」
と言ったら師匠が一瞬びっくりし・・・爆笑していました。笑

 

こんな子初めてだよ。
それだけの気持ちがあれば、
カメラマンになれるよ。
教えてあげるから時間があるときにスタジオにおいで。

と言ってくれたのです。

 

そして私はカメラマンになりました。

 

 

 

関連記事一覧