技術よりもっと大切なもの

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フォトグラファーの桑原佐知です。

 

現在、写真を撮る事を仕事としていますが、

2020年、オリッピック開催の年。

スポーツカメラマンは居なくなると思うのです。

 

または、仕事が激減すると思います。

 

スポーツカメラマンとは、その名の通り

大会や試合、練習、イベントなどの写真を撮る、

スポーツ専門のカメラマンを指します。

 

写真を一度でも撮った事がある人ならわかると思いますが、

撮影者が一番気にするのは、、、

 

『手ぶれ』ですね。

 

しかも、暗くて素早い動きは最も難しいとされています。

 

しかし、今ではカメラの性能が昔に比べて大変向上しており

素人の方でも簡単にかっこいい写真が撮れるのです。

 

2020年には、

今より性能が進化し誰でもお金を払えば

プロカメラマンと同じだけの写真が撮れます。

そんな時代がすぐそこまできているのです。

 

 

みなさんはポートレート撮影を知っていますか?

ポートレートとは、人物撮影の事を指します。

 

私の尊敬する、

プロカメラマンの橘田龍馬さんは

「プロに勝てるのはポートレートだけ。」と言います。

 

なぜかって。

人物撮影の醍醐味は表情の引き出し方だからです。

 

ぶっきらぼうな言葉で「可愛いねー」と言われて嬉しい人が居ますか?

私なら、逆に「はぁ?」って感じです。笑

 

人は相手の言葉や表情から、

本音か嘘かなんてすぐに見分ける事が出来るのです。

 

ポートレートをするにあたり最も大切なのは

その人に寄り添えるか。

そしていかに強みを引き出せるか。

だと思います。

 

私は、カメラには技術より人柄の方がずっと大切だと思うのです。

 

 

そこで、、、

私は技術よりもっと大切なことを学ぶ為に、

5月にカンボジアへ行く事に決めました。

 

ずっとやりたかった子供写真。

たくさんのカンボジアの子供からカメラの素晴らしさを学ぶ予定です。

カンボジアの子供は他の国に比べて

非常に人懐っこい事で有名です。

日本人にも片言の日本語で「おはよう」と声をかけてくれます。

日本人に比べて人と人の距離が近いのです。

 

龍馬さんからも、絶対に価値観が変わる。

と背中を押してもらいました。

 

だから私は、あえてカンボジアという言葉さえ通じない国で

カメラは技術だけじゃない!という事を証明してきます。

 

私は一人でも多くの人に写真を届けたい。

自分を好きになってほしい。

自由な表現をできる素晴らしさを伝えたい。

 

そんな気持ちでいっぱいです。

 

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