お金なし!知名度なし!でも行列ができる秘密

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こんばんは

 

 

今日はとても面白いニュースを
見つけたのでそれを紹介させていください。

 

休日には入場待ちで行列ができ、
入館数は前年比を毎月達成している
三重県の弱小水族館のお話しです。

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特におしゃれな水族館でも
大都会にあるわけでもない
普通、むしろ普通以下の水族館です。

 

この水族館は干潮を含めスタッフは7人
国内で2番目の古さで水族館を
軽く見るだなら10分弱で
見終わってしまわほどの狭さ

 

そんな水族館が
2016年には約40万人ものお客さんをあつめ
2017年には耐震工事で4ヶ月休館しても
35万人を達成している。

 

 

わずか8年前は年間12万人しかこない
閉鎖寸前だった水族館が
どうしてこんなにも
人気になれたのだろうか?

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そこには「お客様目線」
大きく絡んでいたのです。

 

当時、水族館で働くスタッフは

魚が好きすぎるあまり、
魚をうまく飼育して、
給料がもらえれば満足。

 

お客様に楽しんでもらうという意識が
全くありませんでした。

 

そのため館内には
「図鑑の説明文をつなぎあわせたような
難しい文章」のプレートを掲げていました。

 

コストはかかるのに、
誰も興味がわかなく読んでいない状態です。

 

水族館のスタッフさんは
それを読んでも楽しいですが、
一般の人にとったら
全くどうでもいい情報だったのです。

 

それに気づいた
当時新人だった今の館長さん(小林さん)は
手書きPOPを勝手に書いて館内に
張りだしたのです。

 

翌日には全て剥がされて
事務所の机の上に置いてあったり
先輩たちから
「そんなことよりもまずは魚の飼育を覚えろ」
ともいわれていたそうです。

 

完全に孤立してしまった
新人だった小林さん。

 

一方で、入館者は減り続け
失業の危機を感じた先輩が
どんどん辞めてしまい

小林さんは昇進し、主任になりました。

 

さらに小林さんが声をかけた結果
同じ地方の水族館でくすぶっていた
戸館さんが移籍してきました。

 

2人で推進した始めたの仕事が
「さわりんぷーる」

魚介類を見るだけでなく
触ったり一緒に撮影ができたりするコーナーです。

 

数少ない常連さんから提案してもらったものでした。
しかし、水族館側からすれば
魚をさわってしまうと
魚が弱ってしまうリスクがあった上に

 

少ない予算でつくっても
「しょぼいタッチプールを作ったね」
といわれておしまいだったからです。

 

 

しかし、起爆剤となるのは
この企画しかなかったのです。

 

近くの港には深海魚漁
盛んであったことから
漁師との協力関係にあり、
他の水族館では希少すぎて
タッチングプールでにはだせないような
深海魚が豊富だったのです。

 

それから見事に20万人を突破しました。

 

ここで大切なのは、

自分の信念を貫き通し、
強みや価値を作り出し、

自分たちがやりたいことではなく
お客様が求めているものに
フォーカスした

ということです。

 

どんな人が、
どんな目的で来て
なにが得られたら楽しいのか

を見つけたことです。

 

このプールを作る際に、
200人のお客様にアンケートをとって
魚の研究目的で来た人は1人。

 

それに対して、
ほぼ全ての人が、
なんとなく遊びに来ていたのです。

 

魚を専門的に学ぶのではなく
魚に興味をもつきっかけを提供できる水族館
になったことで大きく成功したのです。

 

私たち起業家にも
全く同じことが言えるのです。

 

やりたいことを自由にやっていると
お客様からの需要に気づけない場合があります。

 

あなたのやりたいことが
需要のあることとは限りません。

 

今のお客様は何を求めているのか?
自分になにができるのか?

 

今うまくいっていない方は
この2つをもう一度見直し、
今何をすべきなのか
今一度考えてみてくださいね。

 

さらに詳しく知りたい方はこちら

 

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